ココ・ボーテは、有害物質無添加の化粧品を販売しているエステティックサロンです。      
        
           














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 15年前にココ・ボーテを開店した頃、オーナーエステティシャンである私は、自らの経験を生かしてお客様とともに自分なりの美を追求したいと考えて、研修のためにさまざまなエステティックを体験してみたり、高額な化粧品を購入してはせっせとお手入れに励んでいました。
 ところが、ある日、ふと気が付くと、現実は心とはまったく反対の方向に向かっていることに気が付きました。お金をかけた分だけきれいになっているかと思うと決してそうではないし、お客様から寄せられるお肌の悩みに関する相談も日増しに増えるばかりでした。
 「なぜ人間は化粧をするの?」 「高いお金を払っているのになぜ効果がないの?」 「毎日洗顔してるのにちっともキレイにならないのはどうして?」 「肌にいいはずの化粧品でどうしてトラブルが起きるの?」――私の頭のなかではさまざまな疑問が駆けめぐるようになりました。
 話は変わりますが、ちょうどその頃、母が若年性アルツハイマーだと診断されました。もともと美容に熱心だった母は、暇があればエステティックにも通い、私と同じように高額な化粧品を買って愛用していました。その母が、アルツハイマーになったとたん、美容にはまったく興味がなくなって化粧をしなくなりました。化粧をしなくなった母の顔は、どこか青白いような能面のように見えました。
 ところが、その後、何度か実家を訪れるたびに、私は母の顔がどんどん瑞々(みずみず)しくなっていくのを目のあたりにしました。能面のようだった顔は生気を取り戻し、つやつやと光ってまるで童女のようになりました。ドイツの哲学者ヘーゲルは、「皮膚が無限の美しさを見せるのは、あらゆる生き物のなかで人間だけである」と言っています。私はまさにその通りだと思いました。
 化粧品の価値は、CMによってではなく、有効成分によってでもなく、添加されているすべての成分を洗い出して1つ1つ検証していくことでしか計れないということに突き当たりました。添加したい有効成分を入れるより、添加するべきでない成分を入れないこと。そのコンセプトから生まれたのが、現在、ココ・ボーテのサロンの人気ナンバーワン商品である「ベゼ・ジュレ」を筆頭にしたBeaseシリーズです。
 現代に生きる人々は、かゆみ、肌荒れ、ニキビ、毛孔の拡張、シミ、シワ、赤ら顔などの症状としてあらわれる、さまざまな肌ストレスにさらされています。Beaseは、そういった肌ストレスを生じさせないことに加えて、日常生活全般の健康志向を徹底的にサポートするシリーズ商品です。可能な限り人体への負担を減らすことで、タフでクリアな「nude face(素肌)」への回復をめざしします。
 人間には本来、「きれいになろうとする力」があります。その力を決して失わないことが、正しいスキンケアの第1歩だと私たちは考えています。時代の要請から、有害物質無添加の化粧品を手がけるメーカーも徐々に増えていますが、表面上は同じように見えても、有害とされる成分の判定基準は一定ではありません。価格や販売戦略の内容と、実質的な価値とのあいだに矛盾が生じている例も決して少なくありません。
 ココ・ボーテは、コスメティックの開発・販売を手がけているエステティックサロンとしては、おそらく世界でいちばん小さな企業です。その代わり、安価な有害物質を大量に添加して原価率を大幅に下げたり、膨大な費用を投入して消費者の不安をあおるような宣伝をすることはありません。これからも、エステティックのお客様が安心して使える安全なコスメだけを作っていきたいと考えています。